負け犬プログラマーの歩み

負け組だった人間が今一度PGとして人生の飛躍を模索するも加齢と共に閉ざされる未来に直面しているブログ。

19時退社に対応できなかった男がいた

就業時間が10時-19時という会社は非常に多い。

むしろ、これまでの傾向から言えば、SIerなどやや堅い会社のみ9時出社とし、あとは基本的に10時-19時という印象がある。この業界は毎日遅刻してきたり、毎週月曜日には必ず「家族が急病に伏せった」「家屋にトラブルが起きた」とか理由をつけて休む輩も多いので、10時始業の方が合うのだろう。

でも俺には10時始業は無理だった。というか19時退社が駄目だった。

都内の23区に住んでいるが、19時に定時退社すると、帰宅時間は急いでも19時45分以降になる。自転車通勤であるが電車だともっと時間が掛かって19時50分とかになる。9時始業であれば18時台に帰れると思うと、これは非常に問題がある。

例えば、今はもうサッカーの試合はあまり観る事がなくなったが、多くの試合のキックオフが19時30分とかに設定されている。それだと試合開始までに間に合わない。

また、「最終受付時間は19時まで」という医院も多い。ということは、平日の夜に退社してから通院することは難しい。だから仕方なく土曜日に予約を入れることが増えてしまっている。最近はアウトドアな趣味に没頭しているのだが、この趣味は雨が降るとできない。貴重な土日の片方を通院で費やすのはすごく痛い。

加えて、一部の宅配業者は19時退社の人間にものすごく不利だったりする。ヤマト運輸のように当日再配達の受付が20時までの優良企業があるが、日本●政とか佐●急便とかデリ●リープロパイダとかいう運送業者は、当日の再配達受付は18時とか19時なのだ。加えて、優良企業ヤマト運輸は再配達の時間指定が20~21時であるが、佐●急便は19時~21時。

先日、こんなことがあった。

6/1 19時45分に帰宅。19時29分に不在届。翌日19時~21時に再配達依頼。
6/2 19時48分に帰宅。19時38分に不在届。翌日19時~21時に再配達依頼&営業所に遅い時間希望の電話。
6/3 19時52分に帰宅。19時49分に不在届。

これが理由で、今の現場を辞めることにした。

俺のマンションは1Kルームで部屋が60個ぐらいあるのに宅配ボックスが数個しかない。加えて、コンビニが遠くてコンビニ受け取りもやりにくい。営業所はもっと遠い。よって、ヤマト運輸以外の宅配業者の場合、最悪な話「通販で買った荷物は平日は受け取れない」という状況に陥っている。

もちろん俺も少しは歩み寄れたはずだ。「現場から自転車で15分程度の場所に住む」とか「宅配ボックスが充実しているマンションに住む」という選択肢も取れたはずだ。でも「いつ契約を切られても分からない」身で、その職場の近郊にわざわざ住む人がいるだろうか。

心の中では分かっている。俺の年齢で「19時退社だと通販で買った荷物が受け取れないから辞める」というのは、極めて幼稚でみっともない理由だということは。でも独身の身で何も守るものがない立場だからこそ、あえてその幼稚な理由を通してみよう。自分の本能で感じた通りのことを貫いてみようと思う。